第5回 収録現場より




■ くすはらゆい(メアリー・ハーカー 役)



メアリーは100年くらい生きてきて、辛い目にも色々あっていると思うんですけど……本当に“天使”なんですよね(吸血鬼だけど)。
人間の嫌な部分が長い年月をかけて河原の石の様に丸くなった人だなぁって思います。
包容力抜群かと思えば、色恋沙汰に関してはワタワタしちゃったり、表情がコロコロ変わって演じていてとても楽しかったです。
各ルートで律くんの力との向き合い方が違って、わたしも読んでいて最後までドキドキしました……!
それぞれがどういう結末を迎えるのか、見届けていただけるとうれしいです。



■ 鈴谷まや(黒崎小夜 役)



小夜はとてもcoolで可愛くってお茶目で、いつも「なんて愛らしいの!」と思いながら台本を読んでいます。
小夜だったらこんな風に言うかな、なんて考えながら演じるのが楽しくてたまりません。
ナチュラルに演じてますが、その分気持ちを沢山込めて……魂を削って演じているので、収録が終わる度にいつもグッタリです(笑)
とても面白い作品なので皆さま楽しみに待っていてください♪




■ 秋野花(海野あかり 役)



いたって普通の人間でありながら、ルートに鍵のかかった存在、“あかり様”。
「アマツツミ」を存じ上げているからこそ、「アオイトリ」であかりちゃんの立ち位置をお聞きしたときに感じた緊張は、尋常ではありませんでした。

いかにその普通さを、危うさを、エロかわいさを覚えていただけるか……。
最初のシーンから最後まで皆様に楽しんでいただけるよう。
“祈り”を胸に、挑戦させていただいてます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。




■ 野々村紗夜(赤錆理沙 役)



理沙さんは先生なのに全然先生らしくなくて、とても可愛い「女の子」だなと思いました。
優しくて、何事にも一生懸命で、時に物凄く自分に素直で(笑)
そして何より自分の運命に真正面から向かっていくその強さにとても惹かれました。
人間出来過ぎです理沙さん……!
収録中に思わず泣きそうになる場面も多々ありました。
理沙さん本人は気丈に振る舞ってるのに、「私が泣いてどうするんだバカ!」と自分にツッコミです。
いじらしい理沙さんに、皆様もきっとキュンキュンしていただけると思います!




■ 橘まお(赤錆美果子 役)



美果子は一言で言うと「普通ではない普通の子」で、そのアンバランス加減を理解してあげるのが本当難しかったです。
初回の収録でつまずいてしまい「どうすればいいんだろう」と悩んでいたところ、音響さんに「考えすぎ!」と言われまして(笑)
なので、美果子の奔放さに逆らわず演じさせていただいました。
とにかく、すっごい絶妙なバランスで立ってる子だなと思いますので、ユーザーさんはぜひ、お姉ちゃんとの対比も含め美果子の奔放さに溺れてください。
この子も姉に負けず、すっごいえっちです!!




■ 小倉結衣(電話の悪魔 役)



どうも、初めまして。そして2度目まして。
こちらでコメントを書かせていただけるなんて凄く嬉しいです! ありがとうこざいますっ!!
折角の機会なので、私は、自分が演じたキャラクターについて書かせていただきたいと思います。

「アオイトリ」では、前作の「アマツツミ」でCV担当したほたるんとはイメージが全く違う役を演じ、立ち絵もキャラ絵も無い(笑)
こんなにも『自由』にお芝居させて貰えるキャラクター“電話の悪魔”を担当させていただき、収録現場は「楽しい」でいっぱいです。

声のイメージも、ある程度の性格も、本当に本当に『自由』で(笑)、収録初日は結構ガッツリ打ち合わせさせていただきました(結果「自由で!」だったと言う……w)。
ただし、自由を間違えて相手を不愉快にしてはならない。
電話を取ってもらわないと話が進まないので《ムカつくから電話を取りたくないけど、なんか憎めなくて、嫌でも電話に出ないといけない》存在を目指し、まず自分の中で電話の悪魔の感情は『喜怒“快”楽』の4つで構成されてると考えて台本を読みました。
その上で収録では、その場その場で感じた直感でお芝居をし、あの電話の悪魔さんが出来上がりました。
ルート毎に直感をリセットして演じたので、それぞれ全く違うイメージの電話の悪魔になったのではないかな……と思いますっ。

少しでも沢山「アオイトリ」のスパイスになれてたら嬉しいです。




■ Ben(「アオイトリ」音響監督)



今作のCV収録では、御影さんを始めとするシナリオライターの皆様による、抒情的な筆致に合わせて、繊細で現実感のある「生々しさ」をテーマに演出することを心がけました。
そして出演者の皆様が、様々なアイデアやインスピレーションを熱心に注いでおられますので、キャラクターの体温や息吹を生々しくイメージすることが出来る音声に仕上がった、という手応えを感じています。
ユーザーの皆様も、是非ヘッドフォンで、キャラクター達との「距離感の近さ」や「実在感」をお楽しみください。