物語
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ハピメアRE ハピメア ハピメアFD

『ハピメア』

「内藤透」は、子供の出来事を境に夢の全てを明晰夢――夢を夢だと自覚してしまうようになってしまっていた。

眠ることが休息にはならず、朦朧とした日々を過ごす透は、幼なじみの「蓮乃咲」に心身共に支えられ、時にもてあそばれながら過ごしていた。

心をすり減らしながらも、善く生きようとする透を面白がり面倒を見る科学部の先輩「弥生・B・ルートウィッジ」。

家に居場所を感じられず、ギターを片手にうろつく後輩「平坂景子」。

彼女らとの日々のさなか、透は今日も夢を見る。

けれどその日の夢は、今までとは違う夢だった。

「こんばんわ、いい夜ね」

透が明晰夢を見るようになった原因、それまで1度だって夢ですら会うことが出来なかった女の子「舞亜」が夢に現れる。
会いたいと望み続けていたけれど、会うことはないと諦めていた後悔に透が潰されそうになった時にもう一人の少女が現れ、彼の手を引く。

「きみのことを助けにきたよ!」

悪い夢を止めるためにやってきたと言う「鳥海有栖」。

ぎりぎりの淵でとどまる透の耳元で舞亜はささやく――。

「これは甘くて幸せな、悪い夢のお話」

キャラクター
有栖
咲
弥生
景子
舞亜
哲也
朝日
みあ
義康
透
鳥海有栖

夢の中で出会った女の子。
悪い夢を終わらせるためにやってきたと言い、崩れかけた透の手を掴んだ。

明るく前向きで素直。
しかし勢い任せの所も多く、頼りがいがあるとは言いがたい。
無防備なしぐさも多いが、自覚がない。
内面に臆病さや寂しがり屋、めんどうくさがりなどの気質ももつ。

有栖
咲
弥生
景子
舞亜
哲也
朝日
みあ
義康
透
アナザールートあらすじ

Remain ever


透が目を覚ましたのはかつて自分が見知った病院の廊下によく似た…どこかだった。
そこで透は有子と出会う。
全ては終わったはずの透の幸せな悪夢…しかし悪夢は続いていた。
有子の悪夢、目覚める事のない悪夢の扉を、透はくぐる事となる。
“三つのカギ”を手に持って——。

あなたがここにいたら


咲と結ばれ、幸せな日常を送る事になるかと思われた透。
しかし、透の表情にはどこか陰りがあった。
自身の未来、咲との未来、まだ不確定な要素はあるがトントン拍子に物事は進む。
透は思う「これで本当にいいのだろうか?」
それは未来への不安なのか、なにか過去に対して思い残す事があるのか、あらゆる想いが透に去来し、あくる日目覚めた透は“とおる”——女性の姿になっていた。
そして、慌てふためく二人の前に消えたはずの舞亜が現れて——。

もういちどのおはなし


弥生と結ばれ、普段と変わらない学園生活に戻るはずだった透。
しかし、ある日透は弥生の夢に巻き込まれ目を覚ます。
透の前のいたのは二人の弥生。
自分が告白して彼女になった後の弥生と、恋人になる直前までの弥生。
あの日、恋人になったきっかけを思えば、きちんとした“告白”ではなかったと思う。
そのわだかまりから、このようなもう一人の弥生が生まれてしまった。
透はもう一度告白をするため、恋人になる前の弥生の手を取り夢の世界を歩きだす——。

煉瓦の道をたどって


景子と結ばれ、幸せな日常を送るも、自分の夢を叶えるためひたすらに勉強に勤しむ透。
そこに親と喧嘩をしたという景子が転がり込んでくる。
喧嘩の理由は進路、親の用意した道を歩むのも嫌。
しかし、景子自身曖昧なままどうすればいいのか未来に対し漠然とした不安を抱いていた。
そんな中、夢の世界に現れた“悪い魔法使いの弥生”、弥生は透を捕らえ、景子を遠くに吹き飛ばしてしまう。
透を取り戻すため、景子の冒険が始まる——。

おはよう


全てのカギを使ったという透、なぜここに戻ってきたのかと問いかける有子。
それぞれの少女たちと幸せになった自分は“自分”で、有子と幸せになる自分も“自分”だと言う。
冷たい夢の世界から有子を連れ出そうとする透、しかし出口は見つからない。
そして、途方に暮れる二人の前に現れたのは、透の妹・舞亜だった——。